~『けんたろう』のマイブログ~ TOP > 2016年12月

「BALL PARK」 2016年、ロスの風が吹き抜けた・・・

  2016年イブの朝、穏やかな眠りから僕を呼び覚ましたのはジングルベルの音ではなく玄関のチャイムの音だった。

寝床から抜け、眠い目を擦りながら金と銀の皿の前を足早に通り過ぎドアを開けると、ブラックキャットのグリーンサンタが立っていた。

僕は箱を受け取り静かにドアを閉めキッチンの椅子の上に箱を置き、寝床に戻り再びイブの朝の穏やかな眠りへと戻っていった。

 WPOから「ぼーるぱーか」ロスの通告を受けたのはその数日前のことだった。

グリーンサンタの届けてくれた箱の中身が「BALL PARK」であることも贈り主も僕は知っていた。



「BALL PARK」への道程もはっきりと覚えている。

「日本のドラマ」 ⇒ 「阿部ちゃん」 ⇒ 「ニコラス」 ⇒ 「ブラピ」 ⇒ 「マネーボール」 ⇒ 「BALL PARK」

これが大まかな道程だ。

最初から「BALL PARK」を目指していたわけではない。

ただぶらっと歩いていた。むしろ迷走していた。

迷走の先に・・・いつもBP。

2016年巷をロスの風が吹き抜けた。

「逃げ恥」ロス、「スマップ」ロス・・・










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[ 2016/12/26 13:52 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

七五七五≒嫉妬

薔薇絵、紅茶葉、友を呼ぶ

Uの字花壇の上の保母。

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[ 2016/12/23 09:57 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

高下駄を履いた食器売りと洗濯屋

 一昔前くらいだっただろうか、高下駄をカランカランと鳴らし天井の高いお屋敷を回っていた食器売りがいたらしい。

2016年暮れ、膝歩きで私の家を訪れた男がいた。

「天井の高いお宅はやっぱりいいですね」

と、男は私に手土産を差し出した。

私は男に彼の言い値の対価を手渡した。

男は、一昔前の物だからと5分の1でいいと言った。

私は言い値の3倍の価値はあると思ったのだが、失礼になってはと思い彼の言い値通りの対価を手渡した。

その食器作家の作品を私は二昔、いや三昔以上前から知っている。

才能に溢れ独創性をもつ彼の作品は普遍的で、その評価や価値もまた時間の経過によって変わるものではない。

私はその夜、高くはないが低くもない天井の下で金と銀の皿を愛でながら「洗濯屋の歌」を聴いた。

私の仕事は「洗濯屋」。

「明日晴れるかな」


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[ 2016/12/19 10:50 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

ウィンストンで「ドーナシ」が「ドーナツ」

彼は、ウィンストンで「ドーナ」と書いておいたのだが、

誰一人として「ドーナ」だということに気付いていないようで、

見るものそのすべてが「ドーナ」と読み違える。

どうして「シ」と「ツ」はこうも紛らわしいのか。

よくよく考えてみると・・・「シ」と「ツ」は、カタカナだけでなくひらがなも似ているような気がしてきたのだ。

「し」や「つ」を裏返して90度転すると・・・

「どーなつ」と「どーなし」。

しかし、わざわざ「し」や「つ」を裏返して90度転するやつなど極めて稀有なやつだろう。

「ドーナシ」でなく「どーなし」とウィンストンで書くべきだったかとも彼は思ったが、

やはり「ドーナシ」はカタカナの「ドーナシ」でないと・・・。

「ドーナシ」で検索しても「ドーナツ」がヒットする、人間だけではなく「ドーナ」次は「ツ」が収まりがいいみたいだ。



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[ 2016/12/17 12:28 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

じいちゃんの頭は朝日のように眩しかったがさわやかではなかった

12月の寒い金曜の昼下がり、インスタントコーヒーを啜りながら僕は遠い少年時代に思いを巡らせていた。

ふと視線を落とすと、「彼女が来ない」と友人の佐々木からのラインが。

木曜のものだ。

そう言えば…佐々木が一方的に思いを寄せている女性を食事に誘ってOKをもらったと少し前のラインで知らせてきていたことを思い出した。

佐々木のことだ、きっとめかしこんで高級なレストランでもリザーブしたのだろう。

「全く脈はないらしい」ことが周知のことだとその女性の知人を知る別の友人の話で僕は知っていた。

その後、佐々木からの連絡がないところをみると彼女は来たのだろう。

結果は別として。

 そんなことより、12月の寒い昼下がりにインスタントコーヒーを啜りながら僕が思いを巡らせた少年時代の話とは・・・、

授業中の教科書に出てきた「進化論の画」のことだった。



「猿だった人間が二足歩行になったり、体毛がなくなったりと進化してやがて現代のような姿になった的な話」を左から右に画にしたあれだ。

その授業の時僕は、一番右の現代人のその右にじいちゃんの画を付け加えた。

なぜって、じいちゃんの頭はハゲていたからだ。

じいちゃんの頭に毛はなく、落書きのお約束頭の周りに光を表す点々が描かれていたことは言うまでもない。

現代人からさらに体毛(頭髪)がなくなったじいちゃんがもっとも進化した人類だと思ったからだ。

ことの前後は覚えてないが、クラスメイトのフンチの家に遊びに行ったとき、僕はちょっとした迷宮に迷い込んだことも思い出した。

フンチの父ちゃんもハゲていたのだ。

僕の父ちゃんは、まだ剥げてない。

フンチの父ちゃんは進化しているのに僕の父ちゃんは・・・。

子供心に不安を感じた。

当時の僕の中には、「子供・大人・年寄」というざっくりとしたコテゴライズのような世代分けがあったようだ。

その夜、布団の中で僕は悶々と思いを巡らせた。

進化の過程で必要なくなったから体毛がなくなった的なことを先生は言っていた。

父ちゃんには必要でじいちゃんやフンチの父ちゃんに必要ない。

「この差って何だ?」

そんなことに思いを巡らせながら布団の中で僕はいつしか眠りに就いていたようだ。

翌朝、僕はさわやかな朝日の中、眠い目を擦っていた。

じいちゃんの頭は朝日のように眩しかったがさわやかではなかった。

大人になった今もその答えは闇の中。






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[ 2016/12/16 15:26 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

ウィンストン

宛名は必要ないだろ。

カネのないやつのBDプレゼントはNo39.

0%の可能性が生むウィン。

転の有無は無問題のストン。

それがウィンストンだろ。


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[ 2016/12/15 11:50 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

吾輩は四角いパンダである

吾輩はパンダである。

体は四角いが模様も雌雄もまだない。

が、オネエではない。

全ては、無限の宇宙(そら)の果てにあり、宇宙(そら)は無重力である。

双従士が不定経路を互いに模索していくうちやがてブラックホールが生まれ、

操縦士がそれを抜けたとき、

吾輩は模様も雌雄もある四角いパンダになるのである。

残念だが、オネエだけにはなりえない。たとえビッグバーンが起ころうとも…。

吾輩は四角いパンダである。

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[ 2016/12/14 11:27 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

再単効果方程式(TMFF)

1<(1+1=2)≒(2+1=3)≒(3+1=4)≒(4+1=5)<(5-3=2)
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[ 2016/12/13 13:27 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

三行詩(無題)

鶏冠の鶏、

ハーフボーンの鼠、

瞳の奥のif。





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[ 2016/12/10 16:27 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

胸踊

 自転車の前籠の大きな荷物を2つを押さえながら地下の駐輪場から通路を上ってゆく彼女に彼は駆け寄り「手伝うよ」と彼女に代わって自転車を押し始めた。



このときの二人のきらきらとした胸踊の表情は、遠い過去、高校生の頃のそれそのものだった。

秋から冬へと移ろう季節の空気の中で彼女の白いセーターが印象的だった。



彼は、彼女のことを「かわいい」と思っていたことに気付いた。

美人で仕事もできる彼女は周囲から「キツい」という評価を受けていた。

彼は、彼女に対し全くそんな印象がなかった。

彼に対する彼女の態度は、下心に満ちた他の男性社員に対するそれとは異なっていた。

同僚に出産のため実家に帰省していた妻の母から連絡があった時、彼女は鞄から祝儀袋を取り出した。

祝儀袋を持ち歩いているところはいかにも彼女らしい。

それを見た彼が便乗を申し出た。

彼女は財布から1万円札を取り出し祝儀袋に収めた。

彼は、ポケットから財布を取り出そうとした。

彼女が「いつでもいいよ」と彼が財布を開くのを制した。

「すいません、必ずお返しします。払えないときは体でお支払いします」と彼は、冗談を言った。

「わたし、そのほうがいいな」と、彼女は応えた。

その瞬間、彼は彼女が自分のことを対象としていることを確信した。

彼には妻があり、小遣いの少ないことも彼女は知っており、懐事情にも気配りをしてくれていた。

対象者の彼にガードはなく柔和な接し方をしていたことが、彼の彼女に対する印象から「キツい」を排除していたのだ。

彼女にも夫がおり、子供までいる。

世間を騒がせた「ゲス恋」・・・、いや、ふたりはまだ、きらきらと胸踊しただけだ。




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[ 2016/12/09 13:15 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

昇降機

6つしかないボタンは縦に並び、最上階の15が一番下にあった。

残りのボタンは6、8という2つの数字が確認できた。

全てのボタンは淡い橙色に点灯ししていた。

私は、15階の釦を押した。

勢いよく上昇を続け目的の15階に到着した。

なぜか途中の階には止まらなかった。

この昇降機に扉がないことに気付いたのはその時だった。

眼前に窓ごしの事務所が広がっていた。

ちょうど私の臍の下あたりまでが壁でその上が窓。

それらを認識している最中に昇降機は下降し始めた。

下降を続ける昇降機の中で私は再び15階の釦を押した。

何度か上昇と下降を繰り返した。

途中の階には停止せず15階に到着し、下降する。その度に私は一番下に配置された15の釦を押す、これを繰り返した。

やがて何度目かの到着で私は、15階の事務所の窓を開け、その上端を掴み昇降機の床を蹴り膝を折り曲げ事務所に入ることができた・・・




私は事務所の中で働いていた人たちと昇降機に乗り込んだ。終業したようだ。

なぜか事務所にはいなかった若いアベックもいた。

昇降機と事務所の前に通路があり、普通に昇降機に乗り込んでいることにも私は気付いていた。

昇降機の中で中間管理職と思しき男が誰にか分からないが「どうだ一杯いくか」と。

その問い掛けに誰も答えない。

「いいですね、パーっといきますか」

私はなぜかそんな事を口にしてしまっていた。

昇降機は1回に到着した。

昇降機を降りビルを出ると通りに面していた。

一緒に乗っていた背広姿の若い男がギターを担ぎ、通りを横切り真向いの雑居ビルに入り階段を上りはじめやがて消えてしまった。

事務室で働いていた男、恐らくはさっきの中間管理職の男の部下と思われるが、先程の問い掛けにも応えることもなく、挨拶の言葉を残すでもなくだ。

残された私たちは、通り沿いに50メートルほど進み間口の狭い大衆酒場へと吸い込まれた。

狭い間口に「お食事処 浅田」と書かれた暖簾があった。

ここまでの道中、中間管理職の男が「アサダ」と言っていたことを私は思い出した。

店内に入ると古ぼけた木製のカウンターに横並びで座った。

椅子は背もたれのない丸椅子。もちろん色は緑色。

座るや否や年季の入った鬼瓦のような顔をした女将と思しき女が、「お通し」といってカウンター越しに皿にのったカワもついたままの黒い「ニンニクの素揚げ」をカウンターに置いた。一人一房だ。

「お通し」に気をとられている私の右隣の中間管理職の男の部下と思しき痩せた男が、「ビール、…瓶ビールねと」なれた感じで女将に言った。

さっきギターを担ぎ雑居ビルに消えていった男よりは先輩だ。

私もビールを注文した「とりあえず生中お願いします」。

私の左隣が中間管理職の男でその向こうにアベックという配置になっていた。




私たちは通り沿いを歩いていた「そろそろ板ノン」が来てるだろう。

事務所のあるビルの方に歩を進めていた。

再び私たちは昇降機に乗り込んだ。

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[ 2016/12/08 12:19 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

手元に届いた「ペーパーバック」・・・

手元に届いた。



もう一つ届いたものが・・・PTを読めば・・・


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[ 2016/12/07 11:53 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

PT(ピッチャーズトーク)

「どうして組み立てを変えたんですか?」

今シーズンピッチングの組み立てを変えたベテラン投手に若手が尋ねた。

「F-1の音楽が流れ始めたぞ、走りにいかないのか?」

この音楽が流れると、音楽が止まるまでひたすらに走ることを要求される通称「サーキット」という若手限定の地獄のような練習が始まるのだ。

ポストシーズンに入りキャンプが行われていた。

2016年のキャンプ地は、アメリカの大学。

「真ん中にストレート、これが先輩のピッチングだったじゃないですか。」

後ろ髪をひかれるように「サーキット」に向かう若手の背中を見つめベテラン投手は、ただニヤリとしただけだった。




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[ 2016/12/06 11:42 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

遠い昔少年時代の記憶を呼び覚ます鐘をついたのモノの名は・・・

遠い昔少年時代の記憶を呼び覚ます鐘の音が聞こえたような気がした。

その名を忘れないように「サイモンエア」と書き留めておこう。

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[ 2016/12/03 13:47 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

「神ってる」が大賞の朝、僕は「ヘミってた」

冷たい空気と穏やかな日差しの冬の早朝、僕は洗濯物を干していた。

青い手帳で古い映画音楽を聴きながら・・・。

ふと、彼のことを思い出した。

恐らくは、俳優でも映画監督でもミュージシャンでもあるいはその類の技術屋さんでもないだろう彼のことをだ。

「ヘンミさん」・・・

だっただろうか、そうではなかっただろうか?

とにかく彼の仲間が「ヘミ爺」と呼ぶ男のことを。

そもそも爺さんだったかおじさんだったかも確かではないのだが、青年や少年ではなく、ましてや幼児や赤ん坊ではない彼のことを。

そう、確かなのは決して若くはない男だということ。

彼と出会ったのは、昨年だったか一昨年だったか、それすら曖昧なのだが、とにかく古い映画音楽を聴きながら洗濯物を干していて彼のことを思い出したのだ。

彼は、妹のこと、釣りのこと、森のことを話す時はとても饒舌になり流暢なのだが、

他人のことを話すとなるとひどく口下手になり三人以上の人物の話になると、その内容のほとんど理解しがたくなってしまうのだ。

それと彼は、書類が似つかわしくない場所に散乱している状況がえらくきになるようで書類の話も頻繁に口にしていた。

「神ってる」が流行語大賞に選ばれたとTVで報じられた朝僕は「ヘミってた」。





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[ 2016/12/02 10:42 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

ブルームーンで朝食を

 最後の月の最初の朝、最初に私の目に映ったのは結露のないガラス越しのどんよりした空と昨夜降った雨の余韻を残す物干し竿の水滴だった。

あの日見たスーパームーンは、雲の向こう彼方にまだいるのだろうか。

カーメンのマイロマで食した最後の月の最初のブレックファーストは、トーストとコーヒー。

この時私にブルームーンとのファーストコンタクトが、2009年4月だったことを告げたのは、頼りない記憶ではなくカーメンの裏手に記された確かな記録だった。

つまりは、「はめまして」ではなく「お久しぶり」だったということだ。

扉を開けたとき確かに言葉を交わしたこもしれないし、会釈だけだったかもしれないがちょうどあの頃すれ違っていたことは間違いない。

カーメンでの寛いだブレックファーストで始まった最後の月はブルームーン。

2016年の漢字は、やはり「振」でいいと私は思った。



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[ 2016/12/01 14:48 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)
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