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「神ってる」が大賞の朝、僕は「ヘミってた」

冷たい空気と穏やかな日差しの冬の早朝、僕は洗濯物を干していた。

青い手帳で古い映画音楽を聴きながら・・・。

ふと、彼のことを思い出した。

恐らくは、俳優でも映画監督でもミュージシャンでもあるいはその類の技術屋さんでもないだろう彼のことをだ。

「ヘンミさん」・・・

だっただろうか、そうではなかっただろうか?

とにかく彼の仲間が「ヘミ爺」と呼ぶ男のことを。

そもそも爺さんだったかおじさんだったかも確かではないのだが、青年や少年ではなく、ましてや幼児や赤ん坊ではない彼のことを。

そう、確かなのは決して若くはない男だということ。

彼と出会ったのは、昨年だったか一昨年だったか、それすら曖昧なのだが、とにかく古い映画音楽を聴きながら洗濯物を干していて彼のことを思い出したのだ。

彼は、妹のこと、釣りのこと、森のことを話す時はとても饒舌になり流暢なのだが、

他人のことを話すとなるとひどく口下手になり三人以上の人物の話になると、その内容のほとんど理解しがたくなってしまうのだ。

それと彼は、書類が似つかわしくない場所に散乱している状況がえらくきになるようで書類の話も頻繁に口にしていた。

「神ってる」が流行語大賞に選ばれたとTVで報じられた朝僕は「ヘミってた」。





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[ 2016/12/02 10:42 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)
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