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高下駄を履いた食器売りと洗濯屋

 一昔前くらいだっただろうか、高下駄をカランカランと鳴らし天井の高いお屋敷を回っていた食器売りがいたらしい。

2016年暮れ、膝歩きで私の家を訪れた男がいた。

「天井の高いお宅はやっぱりいいですね」

と、男は私に手土産を差し出した。

私は男に彼の言い値の対価を手渡した。

男は、一昔前の物だからと5分の1でいいと言った。

私は言い値の3倍の価値はあると思ったのだが、失礼になってはと思い彼の言い値通りの対価を手渡した。

その食器作家の作品を私は二昔、いや三昔以上前から知っている。

才能に溢れ独創性をもつ彼の作品は普遍的で、その評価や価値もまた時間の経過によって変わるものではない。

私はその夜、高くはないが低くもない天井の下で金と銀の皿を愛でながら「洗濯屋の歌」を聴いた。

私の仕事は「洗濯屋」。

「明日晴れるかな」


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[ 2016/12/19 10:50 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)
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