~『けんたろう』のマイブログ~ TOP > 散文集 > 雀戯

雀戯

たけしと住宅団地の坂道を上っていた。

「俺は眠りたいから店番頼むな。」

「どうやればいいか分からないよ。」

「大丈夫。即席麺に湯かけて200円、トッピングのタマゴも200円、それだけだ。」

その夜、バイパスの高架下にあるたけしの屋台で店番をした。

翌日、二羽の雀が大樹で戯れていた。

一羽は、地表に張り出した根の上で、

もう一羽はその1メートル50センチほど上のデベソのような節の上で。

あの日、地球がけっつまずいてすっころんだ。

地面は揺れて海の水がこぼれた。

北に北極はなく、南極は南にない。赤道も横に走らなくなった。

それでも二羽の雀が大樹で戯れていた。

その上に空があり、その下に地面がある。

すっころんでも引力だけは、変わってない。

その夜、二つの棘を持った実が落ちた。

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[ 2017/07/22 18:49 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)
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