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そしてドラゴンMTリュウシンとキャロットハウス

タケゾウがダイヤモンドで旗とサウンドロゴのその夜、

ドラゴンMTリュウシンもまたダイヤモンドで旗とサウンドロゴした。

もちろん、大乱戦で横丁にはキャロットハウスがにょっきりでまたまた旗とサウンドロゴした。

キャロットハウスのオーナーは、もちろんウサギでもウマでもなく、猫じゃらしのネコだった。

白い象は、やっぱり炊飯器の陰で堂々と隠れていた。




[ 2017/04/18 11:37 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

そしてどぶくさいキュボロ

「どぶくさいキュボロ」といってもキュボロがどぶくさいという話ではない。

朝、目覚めた彼は、

「※@%#$*~どぶくさい!!

とハッキリと寝言を言っていたと妻に言われた。

とりわけ、「どぶくさい!!」は、明確に地力強く言ったと。

夢を見ていたという明確な記憶が彼にはあった。

夢の内容は曖昧ではあったが、

「※@%#$*~どぶくさい!!

という台詞の登場しそうな内容ではなかったような曖昧でいて、明確な自信が彼にはあった。

彼は、昨夜就寝前の出来事を思い出した。

洗面台の排水溝がどぶくさかった。

妻が下着を替えているとき、

「どぶくさい」

と言った彼に妻は、

「失礼な!」

と切り返す安っぽいコントのようなやり取りがあったのだ。

彼の頭の中にキュボロが完成した。

彼が「※@%#$*~どぶくさい!!」という台詞を言ったという内容の夢を見たのは妻だと・・・。

彼の頭の中のスロープトイを通り抜けたビー玉が見事に穴に入り、

達成感を示す旗が立ち上がり、例のサウンドロゴが達成感を祝福した。

猫は、今日も飽きることなく猫じゃらしに踊らされる。

そう言えば今日、星だったタケゾウがダイヤモンドになった。

その時再び旗が立ち上がり例のサウンドロゴが彼を祝福した。

こいつも正に大乱戦。






[ 2017/04/17 10:40 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

そしてフランキーとガイガン、おまけにグッドな直政

夕刻、ハリウッドへ行ったフランキーの横にはあの白い象があった。

「まさかこれでここに・・・⁉」

場所もさることながら、フランキーをもっと驚かせたのは、「いつ」という時間的な事柄の方だった。

なぜなら、すぐにそこがフランキーには、1980年代だと分かったからだ。

フランキーの耳の中でモゾモゾ、ムズムズとしつこいくらいに居座り続け、

何か起こりそうな期待感を煽るような特徴的なリズムが単調にリフレーンしていた。

そのリズムは、記憶の扉をノックするどころか、扉の前の表札も見ないで、そこに扉すらなかったかのように一気に記憶の中枢にまで飛び込んでいたのだ。

「リラックスしようぜ」

と言ったのは、確かにガイガンだった。

その時、

「よしなっ!ガイガン!!」

と言ったのは、・・・確か、プレジャードーム・・・

翌朝、彼の家に転がり込んできたのはグッドな直政だった。

こいつは正に大乱戦。

そして彼は、先刻完璧にやり過ごした雨をあざ笑うかのように洗濯物を日差しの下に復帰させた。

何事もなかったかのように。

そして、白い象もまた炊飯器の陰に堂々と隠れていた。

何事もなかったかのように。

[ 2017/04/15 11:06 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

そしてホンマと白い象の登場

 秘境から戻った彼は、家中の窓を開け新鮮な空気を取り込み、ビールを飲み干すとその日は早々に床に就いた。

床に就いた彼は、枕元の釦を押した。

すると、ホンマが現れた。

「そうか今日は木曜日だった」と彼は思った。

ホンマは、もしも、この世に木曜という曜日以外の曜日が存在しないとしたなら、

毎晩・・・つまり夜な夜な彼の枕元に登場することになるもので、

つまりは、毎週木曜日に登場するということなのだが、

そのことが木曜日という俗語以上にホンマという言葉が彼に曜日を認識させているわけだ。

ホンマは、実に律儀で毎週木曜日、それもきっかり22時に現れて25時前には消えるのだ。

例え彼が起きていようとそうでなかろう、勝手にその時間になると消えていなくなるのだ。

だから見送る必要もないわけで。

22時きっかりに現れて消えるまでホンマは、ボソボソと「眠りの呪文」を唱え続けるわけだ。

ほんとに律儀なやつだ。

秘境帰りにビールを飲んで床に就いた昨夜は、

ホンマの呪文を聴いたか聴いてないのかさえ分からないくらい早く彼は、安物の少し草臥れたマットレスに深く沈んでいった。

翌朝、目覚めた彼はキッチンで不思議なものに遭遇した。

それは炊飯器の陰に隠れるようにしていた。

と、いってもサイズが炊飯器よりも小さかっただけで、結構、堂々とした圧倒的なポージングでそこにいたのだが。

炊飯器の陰にいたのは・・・「白い象」だった。

彼が驚くのも無理はない。炊飯器の陰にいたのだから。

これが、冷蔵庫の裏にいても彼はさほど驚かなかったかもしれないし、

冷蔵庫の扉を開けたときに、そこにその白い象の大群がびっしり詰まっていたとしてもそうだったに違いない。

白い象のサイズは、モルモットよりは明確に大きいが、ウサギよりは明確に小さく何とも中途半端な大きさで、

全体的な色は、圧倒的に白なのだが、若干丸みを帯びた背中の頂の部分は、頭からお尻まで透明だった。

全体的な質感は無機質な感じなのだが、その態度は生々しい躍動感を醸していた。

鼻を堂々と持ち上げて、実に立派な威厳のようなものと存在感を示していた。

鼻は、大きく長いが地面に対して横方向に薄い。

つまり、ドローンで上空から撮影すると細く見え、地上からのアングルで撮影すると平面に見える。

その鼻を、鼻の下面を上空40度、上面を上空50度位の角度に持ち上げ、

さらに先端に向かって全体を反り返らせていて、反り立っているとう表現がぴったりかもしれない。

この象に眼はなく、鼻とともに象の特徴的なものとされる大きな耳もなかった。

この白い象を見た彼は、目を擦りながら、夢でも見ているのだろうか、

それとも自分はまだ秘境にその身を置いているのだろうかと思った。

ちなみに、彼の自宅の炊飯器は確かに象印社製のものだが、そういった駄洒落のレベルの話ではない。



[ 2017/04/14 15:36 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

そしてコロナのこと

彼は、秘境から戻ると閉め切られていた家中の窓という窓のすべてを開け放した。

途端に外で吹き荒れていた春の強風が、堰を切ったように家に飛び込んできたと思うとあっという間に吹き抜けていった。

そう言えば、、秘境でコロナの姿を見かけることはとうとうなかったな。

どうやら、出発に間に合わなかったようだ。

コロナが、まるで予期せぬことでも起こったかのように慌てふためいてバタバタと出掛けた様子や、

程なく肩を落としとぼとぼと家に戻った姿が、リアルに浮かぶから可笑しなものだ。

きっとコロナは、命の次に大切なハットも忘れていたに違いない。

まったくコロナとは、そういう奴なのだから・・・

と思いながら、彼は冷蔵庫から冷えたビールを取り出して、窓の下に停めてある古ぼけたコロナに目をやった。

秘境帰りのビールは、新鮮な空気同様に格別だった。

飲み干したビール瓶のラベルは、もちろん・・・コ・ロ・ナ。




[ 2017/04/13 17:50 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)
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